2016/05/24

3月14日入院7日目 ガーンwW


研修医から結果が出るのが夜遅くになるかもと言われて、
今日じゃなくて明日来なよと連絡する。
いや、今日もう行く予定だったからいくよと言われる。
そんな無理してなんだろ?と思いつつ、顔を見れるのは嬉しい。

姉と母だけかと思ったら、父と兄!まで来てしまった。
おおフルメンバーどうしたYO?!
しばらく家族と話して、先生に呼ばれて面談室に移動
狭い面談室に全員入って来る。マジかよ空気読めよ!とりあえず兄は外に出ろYO!

主治医から運ばれてきたところから、今までにしたことについて話を聞いた。
もちろんその都度話は聞いていたけど、検査結果を交えつつなので、
初めて聞いたこともあった。

エコー、CTを撮ったこと、腸閉塞で大腸にステント(金属が入ってること)
血液検査で肝臓にも異常な数値が出ていること
CTだけでなく造影剤を使ってCTを撮った際にも肝臓に影があったこと
大腸に悪性腫瘍があることを画像で見せてもらった。


ステント?
あれ?それってもしかして手術で取り出すの?

悪性腫瘍?
あれ?

それってもしかしてガ…ガ…ガ…?


私がしたすべての検査の数値、画像から大腸ガンであることを医者から言われた。
あ、やっぱりガンですか。そうでしたか。
私の顔色を窺う母。それが申訳ないけどウザったいくらいに辛かった。

私がガンであることは私以外は知っている状態だった。
私だけがこの日初めてガンであることを知った。

癌であることを知った家族が月曜日まで告知を遅らせたいと申し出たそうで。
金曜日私に顔を合わせないで、父も母も姉も姉の旦那も来ていて、
最終的な確定告知をきいていたと。

あーそうなのそういうことだったの…。
一人検査結果を知らず、早く早くと不安の中で…ピエロみたいだわ。

ステージ…そうだステージはいくつだろう?
「すごいね、よく知ってるね。ステージは4です。」と告げられる

隠さずに伝えてもらえたことがうれしい。
一気に仕事のこと、これからのこと、医療費のことが頭を駆け巡る
流石に医療費のことを口にしたら父に膝を叩かれたけど。
うちもう両親還暦すぎだし私貯金少ないもん心配するわ。


そこで姉が一言
「これでここまで全員同じ情報を共有しました。同じスタートに立ちました。」
と仕切り直す。

先生からこれからの術式について説明を聞く
癌を切除→抗がん剤で治療→肝臓のガンを切除

そこまで聞いて、三○病院で入院するにはちょっと遠すぎるから
千葉か近くに転院したいな~と思ったので口にしたら
それは家族も同じことを思っていたらしい。
というか、転院することが決まってた。(笑

有○のがんセンターに明日いきまーす!と言われる。マジかい。
あのコミケの時によく見る有○のがんセンターですかマジですか。

ここでわたくしめの涙が引っ込みましたので、面接室を出る。
姉に保険証を渡すために病室に戻る。
どっと疲れがきて、ベッドに突っ伏した。深呼吸をして部屋を出る。
廊下を歩いている姉の後ろ姿。
私に何かを渡しに来たみたい。
部屋がわからなかったといってるけど、気を使われたのかなぁ

保険証、ドナーカード、必要かわからないけど献血カードを渡す。
ドナーカードには最後の時に無理な延命は希望しない旨を書いておいた一文があるから
それを家族に伝える。
父がおれも俺もこれでお願い~とか言ってるけど、文章に残さないと無効なんだぜ★

今夜眠れなくなるかもしれないからと、みんなが気を使ってくれて個室を用意してくれていた。
個室はもう引き返せない、後のない人のイメージがあって嫌だった。
私には後はないけど未来はあるから
今回は辞退させてもらった。

看護師のS木さんにみんな私がガンだって知ってたんですか?って聞いたとき
うん、カルテを見てたからね。知っていたよ。って言われたときは
ショックなんてもんじゃなくて、ただただプロの看護師ってすごいな!って思った。

私が聞き出そうとしても言わない、
ちゃんと医師のオーダーに従い完遂するその姿がかっこよかった。

S木さんが、あとからでも個室に移動できるからいつでもいってね。
って優しく声をかけてくれた。心配してくれたのがうれしかった。

家族と別れて、ベッドでいろいろ検索した。
大腸ガンのこと、ステージ4の五年生存について、抗がん剤について
膨大な情報なのに頭はすっきりとしてて、自然とすべての情報を受け入れていた。

いたと思う。っていうか自分のことじゃないみたいな、
隣人感と自分のことなんだよなっていう自覚意識で見ていた気がする。

いつものおじさんにあったけど、ガンになって転院するっていえなくて、
退院になりました~一日先に失礼します!と言っちゃった。

姉の旦那が仕事の後に来てくれた。
家族と違って一歩外側からの意見を言ってくれるからすごく助かった。






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