2019/02/14

より良く死ぬ

診察中はなんか泣いたら負けだと思って、泣くのを我慢してたから
頭がとても痛くてぐわんぐわんして、いろんなことをぐるんぐるん考えちゃって
死の受容5段階の1~4を一気に駆け上がったり下がったりしてた。

病院の後に豊洲にあるマギーズ東京に行ってきた。
前から気になっていたけど、行けなかったのね。

若い人もご年配の方も幅広くいるけど、若い人が多いかな?
消化器系は患者会も病棟も年配の人が多くて、年の近い人がいなくて
AYA世代ってこんなにいないの?!ってなるけど、ここは結構多い印象。
病棟は親や、上司といるような感じだけど、
友達とか同僚くらいの人たちと一緒にいる。そんな感じ。
とはいえ、お話するわけではないんだけどね。

たまたま空いていた看護師さんがついてくださって、
他愛もない話から今日の診断の話とか、疑問とか相談できた。
もやもやしてることは言葉にすると整理されるし、
疑問や不安は抱えていても仕方ないし、すぐに解消できて助かった。

同席していた姉がちょっと心配な感じだったけど、
帰りには少し雰囲気が変わっていたかな。

姉に行って良かった?って聞かれたけど、私は良かったかなー。
帰りにマギーズの看板の前で記念写真を撮ってる人がたくさんいたんだけど
みんな笑顔だったから、他の人にとってもそういう場所だったのかな。


でも、相変わらず帰宅してもぐるんぐるんしてて、
親より先に死ぬことが決まってしまった申し訳なさで、親とも顔を合わせられなくて、
みんなでご飯食べたら、こうやって食事できるのもあと何回かななんて思ったら涙でそうだし、
お部屋に引きこもってた。

ふとマギーズで生に対する執着の話をしてるときに、
「特に長く生きたいとかないんだよなー子どもがいないから?
好きなことを仕事にして好きな趣味を楽しんできたからなーあんまり心残りはないなぁ
あ!オリンピックまでは生きたいとかそういうのかなー?
でも私スポーツ嫌いだから、オリンピックで国外の人が持ち込む病気が怖いから嫌だなぁ。
治安も悪化するからね〜。万博は大阪だから、別にお好きになさいだなぁ(笑)」
なんて話をして、みんなで笑ったのを思い出した時に、ふと昔見たドラマを思い出した。
「GO!GO!HEAVEN!自決少女隊」で女の子5人がどうやって自殺するか相談するんだけど、
「自殺の計画なのに旅行の計画を立ててるみたいで楽しかった」ってシーンがあって、
死ぬための話をしてるのに、旅行に行くみたいにポジティブに計画立てて
死っていう旅立ちの日に備えたいよね。って思った時に



より良く死ぬってこういうことなのか。と。


何も悲観的になることはないな。と。



思ったら一気に楽になって、部屋を出た。
たった24時間の引きこもりでありました(笑)

死の受容の5段階目なのかなぁ。
でもきっと下がったり上がったりを繰り返すんだろうなぁ

(関係ないけど、自決少女隊のジュリアは喉頭ガンだったのかー)


そんなわけでより良い終わりを迎えられるように準備しようと思います!
友人が「葬式は故人ワンマンライブ」って言ってたから、
初のワンマンライブ気合が入るねー!!



20超える多発肝転移でも逃げ切れる人がいるんだよ!ってポジティブなブログにはならなかったなー。
でも、これから医療はどんどん変わっていくし、
体質とかもあるのでこのブログ見てもみんな諦めないでね。
私は運よく4,5か月を色んな人の手を借りて約3年+これからくらいに伸ばすことができました。
抗がん剤も止めてなんの治療もしない期間もできた。
もらった時間でいろんなことを経験して、いろんな人と出会えた。
僥倖ってこういうことを言うんだろうなぁ。
なんて幸せなんだろうか。

これから人生のクロージング作業です!